砕蜂(ソイフォン)

砕蜂(ソイフォン)

出典:Bleach(ブリーチ) 久保帯人

砕蜂(ソイフォン)は護廷十三隊二番隊隊長にして隠密機動総司令官および同第一分隊「刑軍」総括軍団長。代々処刑・暗殺を生業とし続けてきた下級貴族「蜂家」の九代目で6人兄妹の末っ子として生まれる。5人の兄達も隠密機動に所属していたが全員亡くなっている。

隠密機動入団時に蜂 梢綾(フォン シャオリン)の幼名を捨て曾祖母の号である「砕蜂」を受け継いだ。規律と責務を重んじ感情を排して護廷十三隊隊長として淡々と任務を遂行する。そのためには仲間をも排除する冷徹な性格で部下と親しみ合うことも好まない。

これは「仲間のピンチは敵を倒すチャンスとして利用する」という自身の隠密機動としての持論のためでもあるのかもしれない。現実世界で言うところのキャリアウーマンのようなかっこよさからか、死神隊士や隠密機動の中には彼女に憧れる者も多くファンクラブまで存在する。

夜一との関係

かつて四楓院夜一が隠密機動の隊長を務めていた頃は彼女を崇拝と言っても過言ではないほど尊敬していたが、それゆえに夜一が突如姿を消した際は裏切り者と誤解し動揺し今までの巨大すぎる敬意が憎悪に反転した。

それからというもの夜一を自らの手で捕まえるという固い意志を胸に隠密機動総司令官の地位へ上り詰めた。しかし内心では夜一への憧れを捨てきれておらず、後に戦った際は普段の無口さからは想像できないほど饒舌になり夜一が姿を消した理由を問い詰めた。

この戦いのあと夜一とは和解している。

霊圧


霊圧での力押しよりも技とスピードを重視した戦闘スタイルのため霊圧が飛び抜けて高いというわけではないだろう。

攻撃力


白打を中心に戦うことから間合いは狭く一撃の威力も斬魄刀のそれと比べると見劣りするが雀蜂の弐撃決殺は驚異。さらに卍解である雀蜂雷公鞭は反動で自身も吹き飛ばされてしまうほどの威力を誇る。

タフさ


戦闘スタイル的にも斬魄刀の能力的にも攻撃を受けるのではなく回避することが多く、体格的にもタフな方ではないだろう。ただしバラガンとの戦いでは能力にかかった自身の片腕を切り落とすよう副官の大前田希千代に命令しており、強靭な精神力を持っていることがわかる。

速力


隊長格の中でもトップクラスの速力を誇る。特に白打と鬼道を練り合わせた高等戦闘術・瞬閧を使用した際の速力は夜一をも凌駕するほどで、本来隠密機動総司令官に継承されるはずのこの技を独学で身につけた戦闘センスは天才的と言える。

戦闘技術


総合的には夜一に及ばないものの張り合うほどの力を見せている。また、白打を中心とした戦闘スタイルと間合いの短い雀蜂の相性は抜群で戦術を組みやすいだろう。残念なのはここまで近接戦闘に特化しているにもかかわらず卍解が遠距離専用のミサイルだという点か。

プロフィール

  • 誕生日 2月11日
  • 星座 みずがめ座
  • 身長 150cm
  • 体重 38kg
  • 好きな食べ物 魚
  • 嫌いな食べ物 肉

始解 雀蜂(すずめばち)

解号:尽敵螫殺(じんてきしゃくせつ)

解放前の状態からやや短く、能力を解放すると右手中指に指輪のように付いた刃となる。雀蜂で攻撃すると標的の体には死の刻印「蜂紋華(ほうもんか)」が刻まれ、同じ箇所にもう一度攻撃することで問答無用で死に至らしめる「弐撃決殺」の能力を持つ。

卍解 雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)

右腕に照準器付きの砲台が装備され、金色の蜂の針状の砲弾を放つ遠距離ミサイル。あまりの巨大さに解放時は動くこともままならず、その破壊力も暗殺と呼ぶには派手すぎるため、砕蜂自身は隠密機動の矜持に反するとしてあまり使おうとしない。体力の消耗が激しいため三日に一発が限度。

瞬閧(しゅんこう)

白打と鬼道を練り合わせた高等戦闘術で、鬼道を身にまといそれを炸裂させて戦う技。本来は隠密機動総司令官に継承されてきたが、砕蜂はそれを知らないまま独学で身につけたため未完成となっており、夜一のそれと比べると見劣りする。

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