三歩剣獣は草鹿やちるの斬魄刀。解放しても斬魄刀の形状自体は変化せず、前と後ろにやちるの動きを真似る剣獣が現れる。一方は虚(ホロウ)のような仮面を付けており、一方は雪男のように全身毛むくじゃら。
解号は不明。剣獣を紹介する際に「でておいで」と口にしているが、明らかにそれ以前に解放状態での攻撃を行っているため解号なしで始解したと思われる。そうだとするとやちるもまた卍解を習得していることになるが…。
攻撃力
現れる二体の剣獣はやちるに比べるとはるかに巨大な体躯を持つため自身の剣撃よりも威力は上か。とはいえそれほどパワーに特化した能力には見えない。
攻撃速度
特別剣速が増すわけでも減るわけでもない。能力の売りが自身と剣獣による三つの間合いなのでやちる本来の速度が維持できるだけでも利点と考えていいだろう。
特殊能力
剣獣と自身の三位一体の攻撃により三つの間合いで同時に攻撃を繰り出すことができる。そのため相手はいずれかの間合いを見きれば見切るほどズレが生じ、攻撃を避けられなくなる。
しかし、「斬魄刀は直接攻撃系」という十一番隊の暗黙の掟に反している気もするが…やはりやちるだけは特別なのか。やっぱり更木はロリコンなのだろうか。
希少性
剣獣は斬魄刀自体が生き物になるわけでもなく、放出した物質が生き物のように見えるわけでもなく、卍解の鍛錬で現れる斬魄刀本体の具象化によるものでもない。勇音がこのことに驚きを見せていたことから、同様の斬魄刀はごく少数なのだろう。