石田雨竜(いしだうりゅう)

石田雨竜(いしだうりゅう)

出典:Bleach(ブリーチ) 久保帯人

石田雨竜(いしだうりゅう)は黒崎一護のクラスメイトで、公の記録では200年前に尸魂界(ソウルソサエティ)によって絶滅させられたはずの対虚退魔眷族・滅却師(クインシー)の生き残り。高校のテストでは一学期の中間、期末考査連続で学年トップになるほど頭が良く知識も豊富だが、嘘は苦手で天然なところもある。

最後の滅却師だった祖父・石田宗弦に憧れて滅却師の力と技を教わるが、滅却師を毛嫌いする父・竜弦とは仲が悪くアパートで一人暮らしをしている。そのため生活は貧乏で携帯電話も持っていない。

現世に虚(ホロウ)たちが現れた際死神たちの到着が遅かったため宗弦が一人で戦い亡くなったことから尸魂界関係者を嫌っており、一護が死神であることがわかると周囲を危険に巻き込んでまで勝負をふっかけ、滅却師の力を証明しようとした。

しかし一護と接触するうちに考え方が変っていき、文句を言いながらもなんだかんだで一護たちの傍にいるようになり、一護がルキアを助けるために尸魂界に向かった際も同行した。

滅却師の生き残り

滅却師の研究を行っていた第十二番隊隊長の涅マユリは数十年前まで生き残っていた滅却師たちを監視下に置き研究材料としていたが、最後の滅却師とされていた宗弦が亡くなってからはマユリも生き残りは確認できていなかった。

そのため雨竜自身も自分が滅却師最後の生き残りだと考えていたが、後に竜弦もまた滅却師の力を持っていたことが明らかになり、千年血戦篇で見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)が登場したことで、尸魂界の監視を逃れて多数の滅却師が生き残っていたことが明らかになった。

霊圧


滅却師のため自身の内部から発する霊圧を使って戦う死神とは違い、周囲の霊子を利用して闘う。散霊手套(さんれいしゅとう)を使った修行を行ってからは霊子収束能力は飛躍的に高まり護廷十三隊の席官クラスをも圧倒するほどの力を身につけた。

尸魂界でのマユリとの戦いで霊力を失うが竜弦の助けもあって力を取り戻し、その後さらに能力は向上している。なお、滅却師最終形態(クインシー・レットシュティール)を使うことで爆発的に収束する霊子の量を増やすことができるが、発動後力を失ってしまうため考慮せずに星三つとした。

攻撃力


一発一発の破壊力はまずまずだが滅却師特有の様々な能力を使って戦うほか、力を取り戻してからは最大で1200発の連射力を身につけた。

タフさ


一見ヒョロそうだが体はしっかり鍛えられており、マユリとの戦いでは毒で体の自由を奪われながらも乱装天傀(らんそうてんがい)で自身をマリオネットのように操り戦うなどかなりの精神力も見せている。

速力


滅却師特有の歩法である飛廉脚(ひれんきゃく)を駆使した高速移動ができる。

戦闘技術


様々な技術や策を使った頭脳戦を得意とする頭脳派タイプ。霊力を失った際もあらかじめ霊力を溜めておいた銀筒(ぎんとう)という道具で戦うなど普段から用意周到な様子が伺える。しかし大局が見えていないこともあり竜弦にはバカ呼ばわりされている。

プロフィール

  • 誕生日 11月6日
  • 星座 さそり座
  • 身長 171cm→177cm
  • 体重 55kg→57kg
  • テーマミュージック Idioteque”/Radiohead(「Kid A」収録)

主な技

弧雀(こじゃく)

雨竜の最初の武器。滅却師十字(クインシークロス)を媒介に大気中の霊子を押し固めて形成した弓矢。

銀嶺弧雀(ぎんれいこじゃく)

霊力を取り戻した雨竜の新しい武器。特殊な形状で、弓を引きっぱなしにすることで最大で1200発の矢を連射することができる。

飛廉脚(ひれんきゃく)

足元に作った霊子の流れに乗ることで高速移動する滅却師特有の歩法。雨竜自身は死神の瞬歩よりも上だと考えているが結局は使い手による部分があるため比較は難しい。

乱装天傀(らんそうてんがい)

糸状に縒り合せた霊子の束を体の動かない箇所に接続し、自分の霊力で自分の身体を操り人形のように動かす超高等技術。手足が麻痺しても骨が砕けても霊力の続く限り動き続けることができる。

魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)

見た目は柄から青い光の刃が出た剣のような武器だが、刀身の表面を霊子が一秒に300万往復しておりチェーンソーに近い。振動で切ることにより対象の霊子結合を弱め対象物の霊子を自身の霊子として奪いやすくすることが出来る。

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