市丸ギンは元護廷十三隊・三番隊隊長。一人称は「ボク」で常に薄ら笑いを浮かべ京都弁で話す。その得体の知れない表情と言動から尸魂界(ソウル・ソサエティ)篇では黒幕のような雰囲気を醸し出していたが、実際は真の黒幕であった藍染惣右介の部下であった。
しかしそれすら本当の目的のための仮の姿で、死神になった理由も幼少の頃共に暮らした松本乱菊の魂魄の一部を盗んだ藍染への復讐だった。藍染もまたこのことには勘づいていながら自分の命をどう狙うのかに興味を持ってギンを連れていた。
藍染とは別の意味で黒崎一護の力に興味を抱いていたが空座町での戦いで藍染に恐怖を抱いた一護に失望し逃げるよう警告する。そして尸魂界に転送された空座町で110年以上待った藍染妥当の機を得て実行に移すも、崩玉のさらなる覚醒を促してしまい反撃を受けて地に伏した。
その後最後の月牙天衝を会得して戦線に戻った一護の成長を見て心中で藍染を倒すことを託して亡くなった。
霊圧
幼少の頃より優れた才覚を持ち、真央霊術院を1年で卒業し入隊後即席官の座を用意されていたほどの逸材だった。その力は他の隊長格とすら一線を画すほどで、戦いの中では常にいくらでも余裕があるかのように振る舞い藍染の前に倒れるまでこれといって苦戦も見られなかった。
攻撃力
常に冷静に的確に急所を突き、時には羽織の裏から奇襲を仕掛けるなど容赦がない。さらに卍解の能力は急所を刺しても倒せないような相手にも通用するほどの猛毒で藍染ですら崩玉の覚醒がなければその刃の前に倒れていたかもしれない。
タフさ
尸魂界での騒動では藍染の目論見通り暗躍し、結果日番谷とも戦うことになるが腕を凍りつかせられても全く動じなかったどころかそれすら戦略の内であったかのような反撃を繰り出した。
速力
リーチの差があったとはいえ速度を売りとする一護の天鎖斬月にも引けをとらずむしろ優勢に戦っていた。その後の行動からも一護を殺す気はなかったと考えられるためこれでも全力ではなかったのではないか。
戦闘技術
親しいものにすらその真意を決して明かさず淡々と目的を達するための準備を整えており、藍染との戦いでも事前に鏡花水月の能力から逃れる方法を探り、それがわかり優位な条件で戦える土俵ができるまで決して戦おうとはしなかった。
プロフィール
- 誕生日 9月10日
- 星座 おとめ座
- 身長 185cm
- 体重 69kg
- 好きな食べ物 干し柿
- 嫌いな食べ物 干し芋
始解 神鎗(しんそう)
解号:射殺せ(いころせ)
封印時は脇差程度の長さだが解放するとで脇差百本分の長さまで伸びる。恐ろしいのは能力自体よりもギンがその能力を最大限活かした戦い方を熟知していることだろう。
卍解 神殺鎗(かみしにのやり)
「手を叩く音の500倍で13kmにまで伸びる」ほど速くも長くもないらしいが十分なほどの速度と長さに伸縮するうえ、伸縮の瞬間に塵となって相手の体に猛毒の刀身を埋め込み、「死せ(ころせ)神殺鎗」の解号で相手の体を内部から破壊する。