志波岩鷲は海燕・空鶴の弟。自称「西流魂街の真紅の弾丸」にして、自称「西流魂街のアニキと呼びたい人14年連続ナンバーワン」、そして自称「西流魂街一の死神嫌い」。要はチンピラらしく久しぶりに長老の家にカオを見せた際は即座に「何しに来た!!帰れッ!!」と言われるほどの嫌われようであった。
ボニーちゃんと呼ぶイノシシに乗っているがよく振り落されるらしく初登場の際もボニーちゃんに振り落とされて長老の家に転がり込んだ。アニキを自称するだけあって4人の舎弟がいるが彼らも全員イノシシに乗っておりいまいち緊張感に欠ける。
40年程前に瀕死の海燕をルキアが引きずり「自分が殺した」と言って志波家を訪れたことから死神を嫌悪している。一護に対してもそれは例外ではなかったが、死神を愛し、死神として死んでいった海燕の死神に対する思いを知るために一護たちに同行する。
霊圧
自力では押し負けていたとはいえ十一番隊第五席である弓親と戦えるだけの力がある。このとき弓親は瑠璃色孔雀の真の力を使わなかったが、その能力は秘密にしているため藤孔雀として使用した場合でも席官クラスの力はあったと考えていいだろう。
攻撃力
体術と花火道具、石波を主な攻撃手段とするがどれも決定力に欠ける。また、斬魄刀のような刀を持っているが本職の死神と刀での真っ向勝負を避けるためかあまり使用せず奇策で戦うことが多い。
タフさ
長時間にわたり攻撃を受け続けながらも逃げ続けた体力は弓親に「もしも美しく生まれていたなら君はさぞや僕のお気に入りになっていただろうに」と言われるほど。また、朽木白哉の斬撃を受けてもなお臆せず立ちはだかったが千本桜による攻撃を受けて気を失った。
速力
長時間逃げ続けたとはいえ攻撃をかわしきれず体中に傷を負っていた。また激昂した弓親に完全に後ろをとられてしまうなど、とりわけ素早いわけではない。
戦闘技術
ケンカくらいなら強いのかもしれないがまともな戦闘経験が少ないため血涙玉で自滅してしまうなどツメの甘さが目立つ。
プロフィール
- 誕生日 10月15日
- 星座 てんびん座
- 身長 182cm
- 体重 106kg
石波
「砂になぁれっ!石波!!」の掛け声とともに壁や地面に掌で円を描き中心を押すことでその部分を砂に変えることができる。空中からの落下時に地面を砂にしてクッション代わりにしたり、足場を崩壊させることで戦闘に応用することもできる。
血涙玉(ちなみだま)
空鶴印の唐辛子入り煙花火。煙幕を張るとともに催涙弾の役割も果たす優れものだが、風向きを考えずに使用すると自分の方に煙が流れて自滅してしまうことになる。
志波式射花戦段・旋遍万花(しばしきしゃかせんだん・せんぺんばんか)
多数の花火玉を投げつける技。技と呼べるほどの代物でもなく弓親にはいとも簡単に払い落された。
志波式石波法奥義・連環石波扇(しばしきせっぱほうおうぎ・れんかんせっぱせん)
あらかじめ扇状に地面を丸く擦っておき、その範囲の地面を砂に変える技。地形をうまく利用すれば相手は空中に逃れるしかなく、岩鷲はこの技で弓親を跳び上がらせた後、特大の花火玉「一番星」を投げつけた。