志波海燕は没落した名門貴族・志波家の長男で元護廷十三隊・十三番隊の副隊長。入隊してわずか6年で副隊長の地位に就いた才能の持ち主だが110年前に浮竹から副隊長になって欲しいと言われた際は断っていた。
外見は髪が黒いことを除けば黒崎一護に酷似しており、奔放で気さくながら仲間想いで危険に先陣きって突っ込む性格もどことなく一護に似ている。後に一護の父・一心が分家だが志波家の出であることが明らかになっており外見が似ているのはそのためと思われる。
浮竹が病弱なため十三番隊は海燕が仕切ることも多く隊員達からも慕われていた。ルキアが十三番隊に入隊した際は上級貴族の養女という身分とそれゆえの特別待遇から馴染めずにいたが、海燕は他の隊員と同様に接してくれたため打ち解けることができ、その面倒見の良さから修行に付き合うこともあった。
メタスタシアとの戦い
妻・志波都の部隊が虚(ホロウ)の偵察任務で全滅した際は居ても立ってもいられず浮竹・ルキアと共にその虚・メタスタシアの住み処へ向かい、浮竹に「俺一人で行かせてください」と申し出て戦闘に臨むも肉体を乗っ取られてしまい、ルキアに刺されて死亡する。
メタスタシアは藍染による虚の死神化の実験によって生まれた虚であり、破壊されると虚圏(ウェコムンド)側で再構築されるようにされていたが虚圏でアーロニーロ・アルルエリに喰われ、海燕の経験や記憶ごと肉体も取り込まれた。
霊圧
メタスタシアとの戦いでは斬魄刀を消失させられながらも奮闘しダメージもいくらか与えていた。浮竹にも天才と言われており将来を期待されていた死神だった。
攻撃力
斬魄刀の形状や性質から偏った能力ではなくバランスのとれたタイプなのではないだろうか。また、斬魄刀を消失させられた際は「鬼道だけで十分だ」と口にしていることから鬼道もそれなりに使えるものと思われる。
タフさ
肉体を乗っ取るという一撃必殺で倒されてしまったため定かではないが一護と近い性格のためボロボロになっても戦い続けそうだ。
速力
瞬時にメタスタシアに斬撃を加えるとともに後ろをとるほどの瞬足。ただしメタスタシアはビビって引け腰のルキアに刺されて消滅しているため比較的スピードのない虚だったのではないだろうか。
戦闘技術
アーロニーロが海燕の記憶を引き出して戦った際は独特の高い構えで片手首を軸に回転を主体とした舞を思わせる槍術を見せている。
プロフィール
- 誕生日 10月27日
- 星座 さそり座
- 身長 183cm
- 体重 68kg
- 好きな食べ物 おはぎ
- 嫌いな食べ物 無し
始解 捩花(ねじばな)
解号:水天逆巻け
槍擊とともに波濤を巻き上げ敵を圧砕・両断する流水系の斬魄刀。メタスタシアとの戦いでは解放寸前で消滅させられてしまったがルキアがアーロニーロと戦った際にその能力が明らかになった。