曳舟桐生(ひきふね きりお)は王属特務・零番隊の第二官、南方神将。非常に太った大柄な女性で見た目通り大らかで活発な性格。「仮の魂」とそれを「体内に取り込む」技術を創った人物で、「義魂丸(ぎこんがん)」は彼女の創った仮の魂である「義魂」の概念の一端を用いて創られた。
本編開始から110年前は浦原の先代として十二番隊隊長を務めており、平子や猿柿など一部の現護廷十三隊隊長とは面識がある。しかし当時と外見が大きく変わっている(おそらく当時より非常に太った)らしく、平子は名前を聞くまで彼女が誰だかわからなかった。
彼女が太っている理由は「義魂」の真髄を込めたフルコース料理を全品作る際に全霊圧を使いきって激ヤセしてしまうため、普段はできるだけ太っていないと体が持たないため。激ヤセすると巨乳でナイスバディな美人となる。おそらく平子が知っているのはこっちの姿。
ユーハバッハが霊王宮に侵攻した際は「産褥(さんじょく)」を設えて侵入者を巨大な「命の檻」に閉じ込めたが、その後の描写はなく、聖別(アウスヴェーレン)で復活した親衛隊に倒された。
霊圧
全霊圧を使いきる料理のために普段から太っている、ということは霊圧も蓄えていると考えて良いのだろうか。
攻撃力
「食」、さらにいえば「命」といった能力のため、攻撃能力は零番隊の中では低い部類なのではないだろうか。
タフさ
凄まじい霊圧の消費に耐えうるだけ蓄えているためタフな部類だろう。
速力
料理のために太っているとはいえ、普段必要のない贅肉をつけているのであれば身のこなしはどうしても本来より緩慢になってしまうだろう。
戦闘技術
もともと戦闘に秀でた人物ではないのだろう。ユーハバッハ侵攻の際も敵を檻に閉じ込める活躍を見せたが、攻撃手段は味方に任せっきりだった。
プロフィール
- 異名 穀王(こくおう)
- 零番離殿 臥豚殿(がとんでん)
始解 不明
普段手にしている巨大なしゃもじがそれと思われるが、解号も能力も一切不明。
卍解 不明
未登場。今後登場することも期待できそうにない。
技
産褥(さんじょく)
曳舟の体から産み出された命の樹。ユーハバッハ侵攻の際にはこの樹で巨大な「命の檻」を作り出し滅却師(クインシー)たちを閉じ込めた。