銀城空吾は特殊な能力を持った人間・完現術者(フルブリンガー)たちの集まりであるXCUTION(エクスキューション)のリーダー格。死神の力を失った一護の前に現れ自分たちの能力を消し去るために一護に死神の力を取り戻させることを提案した。
常に落ち着いた雰囲気だが飄々とした面もありラーメンを持って一護のバイト先に訪れるなど不可思議な行動をすることもあり最初は一護に警戒されていたが、一護が一心や浦原について実は何も知らないこと諭して仲間に引き入れることに成功した。
一護に死神の力を取り戻させるための修行では悪役を演じて織姫を閉じ込めさせたり目を潰すなど手荒い方法を用いたこともあったが、一貫して仲間として協力的な姿勢を見せており一護が完現術(フルブリング)を身につけるために尽力した。
銀城の正体
当初一護が力を取り戻すことに協力するなかで石田や織姫を襲撃し始めた月島とは敵対関係にあると語っていたが実際は月島もまたXCUTIONの一員であり、一護に死神の力を取り戻させておいてその力を奪うことが銀城たちの目的だった。
石田に直接手を下したのは銀城であり、その後XCUTIONの中でも演技が一番下手という理由から(本人は一護に一番近づくためと言っているが)月島の能力によって「月島との敵対関係」などの記憶を挟み込ませていた。
なお、「勝ちの目しかねぇ勝負なんか面白くもなんともねぇ」という理由から石田にだけは記憶を挟み込ませずその差異に気付くかどうかが一護の運命を分けるというゲーム感覚で作戦に臨んでいた。
その正体は尸魂界(ソウル・ソサエティ)から正式に代行証を授かった初代死神代行であり、代行証によって尸魂界に監視及び制御されていることを告げて一護を再び仲間に引き入れようとしたが、銀城の心情を察しながらも断られ戦いの末に絶命した。
霊圧
死神としても卍解を習得しているうえ虚(ホロウ)の力を持ち完現術(フルブリング)まで身につけている。卍解した一護には敗れたものの隊長格と比較しても遜色のないレベルの実力者だろう。
攻撃力
一護同様大剣を武器とし霊圧を収束して斬撃を放つことができるが当時の一護とは大きな実力差があり、結局大したダメージを与えられなかった。
タフさ
卍解後の一護には手も足も出ずあっという間に倒されてしまった。死神代行消失篇自体あまり人気が出なかったこともあり早々に決着させてしまいたかったのかもしれない。
速力
力を取り戻した一護はもちろんスピードは月島にも劣っていただろう。そうでなければ挟み込ませた記憶を解除するために月島に斬らせることができないため本人も自覚していたと考えられる。
戦闘技術
リルカには「人を口説くのが下手」と言われているが実質XCUTIONのメンバーを集めて仕切っているのは彼であり、また一護に不安を煽り会談に持ち込んだ手並みは見事で口が上手いことは間違いないだろう。銀城が敗れたあとの月島の取り乱し具合から人望も厚かったと思われる。
しかし戦闘に関してはやや疑問で、そもそも死神の力を奪うことが目的であれば護廷十三隊が駆けつけた際に不要な争いを避けて撤退するべきだったのではないだろうか。
プロフィール
- 誕生日 11月15日
- 星座 蠍座
- 血液型 AB型
- 身長 187cm
- 体重 90kg
- XCUTION会員番号001番
完現術(フルブリング) クロス・オブ・スキャッフォルド
愛用している十字架のネックレスの魂を引き出して大剣に変換する。刀身にも柄がついているため大剣の弱点である近距離戦闘をカバーすることができる。また、一護の月牙天衝のように刀身に霊圧を溜めて放つこともできる。
卍解
名称は不明。
虚の力が混ざっているため髪が白くなり瞳の色も白黒反転する。ベースはクロス・オブ・スキャッフォルドのようだが彫り込みが悪魔のようなものに変化し、下半身は体毛に覆われ上半身には骸骨のような紋様が浮かび上がり背中には霊圧の翼が現れる。
技
虚閃(セロ)
虚の力が混ざっているために使用可能で剣先から放つことができるが一護には片手で防がれた。