獅子河原萌笑はモヒカン頭をした月島の舎弟。宮下商業高校に通っている。月島が織姫を狙っていたときは「何もしなくていい」と言われながらも役に立ちたいと忠誠心から先んじて接触するも織姫のあまりの可愛さに顔を見ただけで吹っ飛ぶなど手も足も出なかった。織姫には「すし河原君」と認識されている。
完現術(フルブリング)の特質から銀城には厄介し視されており銀城が一護の力を奪った際は唯一人力を分けてもらえなかったどころか月島に獅子河原を殺すようにと指示されている。
死神たちとの戦いでは斑目一角と交戦。大当たりの出目を引きだすジャックポット・ナックルによって優勢を見せるが殴り合いで連打したことにより確率が低下し打撃が急所に入った際に大当たりを引き出せずに敗北した。
月島への忠誠心
一角との殴り合いで倒れたあともなお月島のためにと立ち上がるが「そいつはてめぇの為に死んでくれンのか」と訊かれ反論するが「自分の為に死んでくれる奴の為にだけ死ね」と一喝された。
しかしその後月島が敗れて能力が解けてもなお「俺の中では月島さんが最強なんです」と彼を慕い、負傷した月島を助けるために担いで歩いた。
霊圧
完現術の能力は凄まじいが本人の突き自体は一角に「どうみてもあんな大木をへし折れる突きじゃねぇ」とされていた。基礎能力はさほど高くないのかもしれない。
攻撃力
攻撃が当たりさえすれば一撃で運良く相手の骨がへし折れたりする特異な能力。相手が一角だったということもあるが急所さえ避ければ一撃で戦闘不能になることはない。(例えば腕を殴って頭が割れるという確率上ありえないことは起こらない)
タフさ
一角の拳打を何度も受けながらも反撃し体がほとんど動かなくなっても月島さんのために立ち上がるなど精神的な強さも兼ね備えている。
速力
何度攻撃しても一角には避け続けられ、空中に立たれると追撃できないなど動きにはいくらか疑問がある。完現光(ブリンガーライト)を使えば対応できそうなものだがこちらも銀城に厄介視されていたためしっかりと教えられなかったのかもしれない。
戦闘技術
戦闘には慣れているようだが相手をひたすら追いかけて殴るという一辺倒な戦い方だった。この能力なら運良く相手の逃げる方向に木を倒すなどの使い方もできそうなものだが。
完現術(フルブリング) ジャックポット・ナックル
777の彫り込みのあるメリケンサックをつけて殴ることによって確率を操作し大当たりの出目を引きだす。例えば自分のパンチが「大当たり」してちょうど相手のけんの鍔が疲労で折れたり、弾いた10円玉が「大当たり」してちょうどシャンデリアのネジがゆるみきって落ちたりする。
基本的に一発大当たりの能力のため連発すると確率が下がるが獅子河原自身も一角戦までそのことに気付いていなかった。