ユーグラム・ハッシュヴァルトは見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)皇帝補佐にして星十字騎士団最高位(シュテルンリッター・グランドマスター)、色白で金色の長い髪をした落ち着いた雰囲気の男。聖文字(シュリフト)は「B」、能力は現在のところ不明。
星十字騎士団内でもユーハバッハの後継者と目されており、石田雨竜が後継者と発表された際は多くの団員が不満と疑問を口にしていたものの、本人はユーハバッハの意志に従うとして不満を見せなかった。
ユーハバッハが眠りにつき「滅却師の父」へと戻る間、ハッシュヴァルトには「支配者の仮面」が預けられ、この間は態度が一変して感情的になる。また、バズビーいわくその間はユーハバッハの力を代行できる。
一度目の侵攻の際は一護と戦っていたユーハバッハに活動時間の限界を告げ、その際に斬りかかった一護の天鎖斬月を一刀のもとに切り捨てた。二度目の侵攻では京楽・七緒と対峙するが七緒の鬼道を破れず帰投命令に従い撤退した。
少年期
バズビー一族の城の近くの森に叔父と2人で暮らしており、森へと狩りに出ていたところバズビーと出会い、半ば強引に子分となる。
その後間もなくユーハバッハの侵攻で叔父と家を失い、バズビーとともにユーハバッハを殺すことを決意し鍛錬に励んだが、5年の月日を経ても霊子を集めることも弓を作り出すこともできなかった。
実はユーハバッハ同様「他者に力を分け与える」能力を持つ稀有な滅却師(クインシー)で、その力を買われてユーハバッハの側近として選ばれることになる。ただし滅却師の基本能力である「霊子の集束」ができず、それゆえ霊子兵装を作り出すことができない。
霊圧
実力の多くを未だ見せていないが、真世界城(ヴァールヴェルト)にユーハバッハを倒すために現れたバズビーを能力を使うことなく、剣だけで圧倒した。相当な実力の持ち主であることは間違いないだろう。
攻撃力
能力の詳細は不明だが、その能力は「鋼鉄」の能力を持つ蒼都(ツァン・トゥ)をいとも簡単に処刑してみせた。
タフさ
一度目、二度目の侵攻ではこれといった戦闘はなく、バズビーとの戦いも圧倒していたため持久力の有無に関しては不明。その実力から察するにあっさりとやられはしないだろう。
速力
卍解状態の一護の目にも留まらぬ速度で剣を振るい、日番谷を圧倒したバズビーをも翻弄する動きと剣の腕前を持っていた。
戦闘技術
戦略面は全てにユーハバッハの命令に従い行動し、無理な戦闘は避け、戦術的な面では無駄のない動きで能力を使わないままバズビーを圧倒するなど、あらゆる面で隙がない。
能力 不明
詳しい能力は不明だが、聖文字(シュリフト)は「B」と判明しており、蒼都を処刑した際は「見えるか?天秤が傾くのが」と口にしていることから、「B」「天秤」「傾く」の3点が能力考察のヒントとなる。
パッと思いつくものでは「均衡(The Balance)」あたりが以上の3点から連想できるが、現状能力の詳細まで予想するのは難しい。