星十字騎士団(シュテルンリッター)の一人。褐色の肌に禿げた頭、黒いサングラスと白い長いヒゲが特徴の太った男性。一人称は「ミー」で外見、性格、笑い方いずれも下品。聖文字(シュリフト)は「L」、能力は『愛(ザ・ラヴ)』。
まるで「愛とは醜いもの」とでも言わんばかりのキャラクター。その性格や能力のためだろう、他の星十字騎士団たちからはあまりよい思われていないが、実力は高く評価されており、ナックルヴァールからは「化け物」、リルトットからは「あいつがいればこの戦いも少しは楽になる」と評されている。
一度目の侵攻では兕丹坊を操り技術開発局を襲撃している。誰の卍解も奪わず撤退したが、卍解は自身の能力でいつでも奪えるため執着が薄かったかららしい。
二度目の侵攻では一護とリルトットたち女滅却師(クインシー)グループの戦いにバズビーに続いて割り込んだものの、援軍に駆けつけた隊長格たちと対峙。
白哉とリルトット、ミニーニャの戦いに檜佐木を操り乱入し、さらにミニーニャを操ってリルトットを攻撃させて手柄の独り占めを目論んだが、マユリの操る拳西とローズのゾンビにボコボコにされ、その後ミニーニャを退けたリルトットに食べられた。
霊圧
直接霊圧のぶつかり合いはなく、能力の関係上あまり自分自身では戦わなかったため推測が難しい。
攻撃力
当たれば一撃で敵を味方にできる光線「ラヴ・キッス」は強力。しかし白哉には直撃したものの操ることができず、なにかしらの対抗策が存在するものと思われる。
タフさ
マユリのゾンビたちを操ることができないとなるとあっけなかった。本人の戦闘能力はさほど高くないのかもしれない。
速力
見るからに鈍重そうだが白哉に引けをとらなかった。もっとも、檜佐木を操られていたため白哉が本気を出せていたわけではなかっただろうが、それも実力のうちである。
戦闘技術
能力にひどく依存しており、それが通用しないとなると為す術もなく倒されてしまった。
愛(ザ・ラヴ)
両手でハートマークを形作り発射する光線「ラヴ・キッス」は当たった相手を魅了しペペの虜にする。愛の力で操るため「心」がない無機物などは操れないが、斬魄刀は操ることができる。
また、「相手を操る」という点で同様の能力を持つジゼルよりも支配力は高いらしく、ジゼルのゾンビを虜にすることもできたようだが、マユリのゾンビには愛など通じなかった。
滅却師完聖体 神の情愛(グドエロ)
両手で体の前に大きなハートマークを描き発動する。発動後は衣服がパンツ一丁となり、背中に一対の翼が生え、ヒゲの量が倍ほどになる。本人曰く「純粋無垢で愛したくなる姿」。
口から吐き出した霊子兵装で白哉を攻撃しようとしたが、マユリの操る拳西とローズに吹っ飛ばされた。