王属特務・零番隊の第三官、西方神将。斬魄刀を創った男。基本的にテンションがSo highで語尾がYo、Neとなったり「シクヨロでェース」など、およそ和風基調の死神とは思えない変わったノリで話す。髪型もレゲエダンサーのような一風変わったものなのが特徴。
全ての死神の斬魄刀の原型となる「浅打」は全て彼の手によって創られており、尸魂界(ソウル・ソサエティ)の開闢(かいびゃく)以来、彼の創った浅打を持たずして己の斬魄刀を目覚めさせた「死神」は只の一人もいない。
王悦は鳳凰殿での特訓を通して一護が自分自身のルーツを知る重要性を諭し、一旦は現世へ送り返した。一護が斬魄刀だと思っていたそれまでの「斬月」は斬魄刀ではなく、一護の中の滅却師(クインシー)の力だった。
ユーハバッハが霊王宮に侵攻した際は親衛隊の前に立ちはだかり、切れ味抜群の斬魄刀「鞘伏」でジェラルド、ペルニダ、リジェ倒す。その後ナックルヴァールの能力に苦戦しつつも天示郎の助けもあって退けたが、聖別(アウスヴェーレン)で復活したリジェに倒された。
霊圧
零番隊の中でも戦闘向きの人物なのか、ユーハバッハ侵攻の際は中心となって戦っていた。親衛隊のうち3人は実質1人で倒している。
攻撃力
王悦の持つ鞘伏は収めることのできる鞘がないほどの切れ味を誇る。現在の死神の主要武器である斬魄刀を創った人物だけあって、斬魄刀の扱いに長け、攻撃能力も高いと見て良いだろう。
タフさ
とりわけタフな描写はない。ナックルヴァールによって自身の血の致死量を下げられた際は自ら血を抜いたものの、すぐに天示郎に助けを求めるなど無茶な戦闘を行わなかった点はむしろ評価できる。
速力
親衛隊3人をあっという間に斬り裂いた身のこなしは零番隊の名に恥じぬものだった。
戦闘技術
兵主部一兵衛を除いた零番隊4人の協力戦闘で中心的な役割を果たし、無茶な戦闘は行わず勝算を持って戦っていた…はずだった。
プロフィール
- 異名 刀神(とうしん)
- 零番離殿 鳳凰殿(ほうおうでん)
斬魄刀 鞘伏(さやふし)
王悦いわく失敗作。その理由は斬れ味が良すぎるためいくら斬っても刃こぼれどころか血の一滴が刃に付くこともなく、砥屋の仕事がないこと。そして何よりその斬れ味ゆえ収める鞘が創れないため。解号、能力は不明。
彼の鳳凰殿には様々な斬魄刀がいずれも女性の姿で存在しており、どれが彼の本当の斬魄刀なのか、それともいずれも彼の斬魄刀として始解や卍解が可能なのかはわからない。
王悦に関しては斬魄刀の創り主だけあって斬魄刀は1人1本という常識が通用しないのかもしれない。