BLEACHには本編中には明かされなかった裏設定や裏話、いまだに謎に包まれている点などが多くあります。しかしそれについても、作中から半年後を描いた小説版や公式ファンブック、ファンクラブの公式Q＆Aなどで解説がされ明らかになっているものがいくつかあるのです！
そういった話の中でも公開可能で、厳選されたものをいくつか紹介していこうと思います！
卍解の誕生秘話
卍解といえば、BLEACHを知らない人でも知っているほど有名であり、BLEACHを代表するオサレでカッコイイ技の名前の1つですよね！ある意味BLEACHという作品そのものを表している代表的な単語といっても差し支えないものですが、そんな卍解にはこんな誕生秘話がありました！公式Q＆Aによる作者の回答がこちら…。
Q.卍解という単語を思いついた経緯を教えてください
A.BLEACH連載前の別のマンガで「卍殺伏龍炮（ばんさつふくりゅうほう）」という単語を使おうとしていて、そこから流用しました。
卍殺伏龍炮から卍解。そういったルーツがあったのかと驚きました！自分は「窮地に陥った際に、そこから挽回できるほどの力を発動。その挽回の文字をいじってオサレにした」という理由だろうと思っていたため、ハッキリとしたルーツがあったことに驚きです！BLEACH連載前のマンガというのは、おそらくzombiepowderという久保先生が連載していた漫画だと推測されます。連載時期もちょうどBLEACHの連載前になりますね！
藍染惣右介の過去について
藍染惣右介の過去については作中では明かされることはありませんでした。漫画の悪役といえば、そのルーツが明かされることが多いですが、作中屈指のオサレ悪役で人気キャラの藍染惣右介は過去が明らかになっておりません。これについては公式Q＆Aで作者から回答があります。
Q.愛染の出自や過去が殆ど明かされていなかったのは意図しての物なのでしょうか？バックグラウンドが不明のままあれだけのカリスマ性を持つ悪役もそういないと思うので知りたいです。
それに対して公式からの回答がこちら
A.悪役の過去描写の多くは受け手に共感や同情をうながす為に描かれるものでその手法があまり好きではないためやっていません。
全てのキャラクターが違う価値観を持っていて、その隔たりが受け入れられないほど大きなキャラクターが悪役だと思っているので
やはり久保先生は意図的に藍染の過去の描写をカットしていたということでした！当時の漫画の悪役といえば、ルーツが明らかになる展開が殆どといったところですが、久保先生の「悪役」に対するこだわりによりカットされることによってより悪役としての藍染惣右介の質が高まっていると考えられますね。
私も漫画だと敵キャラや悪役を好きになりがちであり、もちろん藍染惣右介も好きなキャラの1人なのですが、藍染の悪役としての質というのはかなり高く感じますね….
尸魂界で産まれてくる子供について
三界の中でも物語の中心となってくる尸魂界。この世界自体にも考察の余地があり、不明な点や疑問点がいくつかあります。「現世で死んだ魂は尸魂界へ」という設定がありますが、尸魂界の住人の間に子供が産まれる時はどうなのか？矛盾が生まれそうな話題ですが、こちらも公式Q＆Aから回答があったようです！
Q.ソウル・ソサエティの住人の間に子供が産まれる時その魂は現世で死んだ誰かのものでしょうか？それとも現世で死んだ住人と生まれも育ちも住人が混在しているのでしょうか？
A.新しく生まれた子供は全て尸魂界の住人です。
との事です！現世で死んだ魂は尸魂界（死後の世界）へと行くというのは、あくまで現世からの視点での話であって、本来は尸魂界が中心に三界があると考えればあまり不思議でもない設定ですね。現世からの魂と尸魂界で生まれた魂が混在しているといった状態が、正しい尸魂界の認識になるようです！
さいごに
今回は主にファンクラブの公式Q＆Aから明らかになった事実がほとんどですが、もちろん小説により新たに判明した事実なども面白い事実が揃っておりますし、公式Q＆Aに関しては膨大な数の質問数があり、BLEACHファンからすればファンクラブ会費に見合った作者の回答が見れるため、この記事で気になった方はぜひ入会を考えてみるのはいかがでしょうか？
