グランドフィッシャーはかつて一護の母・黒崎真咲の命を奪った虚(ホロウ)。自らは姿を隠し首から生えた疑似餌に人の形をとらせ、それが見えた霊的濃度の高い人間のみを喰らう。54年に渡って死神を退け続け、尸魂界(ソウル・ソサエティ)のデータベースにもしっかりと記録が残っているほどの強力な虚。
左手の爪で攻撃することで敵の記憶を読み取り、右手でその敵が斬ることのできない相手の姿を疑似餌に作り出すことで相手に動揺を誘う。一護と戦った際は真咲の姿を作り出すことで優勢を保つが捨て身での本体への攻撃で深手を負った。
疑似餌は体の一部ではなくもう一つの本体であり片方が傷つけばもう片方に逃げ込む。このとき一護は母親の姿をしたグランドフィッシャーを斬ることができず、深手を負っていたため追うこともできなかったため取り逃がすこととなった。
破面(アランカル)化後
もどきだが破面となってからは体が巨大化し、ビルのような巨大な斬魄刀を用いるようになった。仮面の上半分を破壊することでさらに巨大化し大虚(メノスグランデ)同様空間を裂いて虚園(ウェコムンド)から現世へ移動することも可能となった。
一護への復讐のため現世へやってくるも一護は平子真子と会っていたため肉体にはコンが入っていた。そんなことはおかまいなしにコンを一護だと信じて襲撃するも死神の力を取り戻した一心が助けに現れ一刀両断された。
霊圧
一護と戦った通常の虚(ホロウ)の中では最も強力だったのがグランドフィッシャーだが、当時の一護は霊圧を5分の1に制限されている恋次といい勝負だったため作中のキャラクターの中では大した実力ではないだろう。
攻撃力
疑似餌を使った姑息な戦法を旨とするためか攻撃力はさほど高くなく、一護に肉を切らせて骨を断つ戦法で深手を負わされてしまった。
タフさ
攻撃を受けないようにすることがグランドフィッシャーの戦い方のため傷を負うことに慣れていないのだろう。思わぬ反撃を受けてしまった後はすぐに逃走した。
速力
僅かに勝っていたものの瞬歩も使えず斬魄刀の名すら知らないにわか死神であった当時の一護といい勝負であった。一心に一撃のもと切り捨てられたのも致し方ないだろう。
戦闘技術
虚(ホロウ)の中では珍しく人間並みの知能を持ち、攻撃手段も単純な力任せではなく心理を突いたものといえる。