浦原喜助の斬魄刀・紅姫の卍解。発動すると長髪の巨大な女性が浦原の背後に出現し、『触れた物を作り変える』能力を持つ。「アタシの卍解の効果は”範囲”」との発言とその後の展開から、作り変えている途中に一定範囲外に出ると能力の効果は失われる様子。
喜助が元護廷十三隊の十二番隊隊長であったことや、本人の「アタシの卍解は人を鍛えるとか人に力を貸すとか…そういうのには向いてない」という発言などから、喜助が卍解を使えることは確定事項ではあったものの、長らく登場しなかった。
最終章となった千年血戦篇のアスキン・ナックルヴァールとの戦いにおいても当初は使う気配どころか自ら戦う気配もなく、夜一を瞬閧 雷獣戦形 瞬霳黒猫戦姫に変身させて戦わせたが、その攻撃も耐えきられてしまうとついに発動した。
能力でどの程度の作り変えが可能かは登場シーン数が少ないこともあって定かではないが、失明した目を作り変えることで治療したり、ナックルヴァールの極上毒入りボール領域に一息で侵入できる”道”を作るなど応用できる範囲はかなり広いことが伺える。
攻撃力
打撃による攻撃力は皆無だが、相手の身体の一部を作り変えることでその部位を機能不全に陥らせるなど問答無用の攻撃が可能。
攻撃速度
物を作り変えるにはそれなりの時間が必要らしく、いったん能力の影響を受け腕に異常をきたしたナックルヴァールが効果範囲外に出ると腕は元通りとなった。浦原自身の目を治療する際も多少の時間を要している。
特殊能力
前述したように直接的な攻撃も可能だが、地形や道具を作り変えるといった補助に向いた能力。浦原の様々な技術開発にも役立っていたのかもしれない。
希少性
開発者である浦原の性格と能力を体現したような能力。”刀”という概念から逸脱した能力は珍しくないが、ここまで”武器”や”戦闘”から離れた能力は他に類を見ない。